症状はさまざまですが、まず便に血が混じる、血便が出る、下痢と便秘を繰り返したりする排便の異常がある、などが多いようです。
便の表面に赤い血が付着していて便の中には血が入っていない場合は、肛門付近の病変の可能性が高く、肛門から指を入れる検査をすると、ほぼ診断がつく場合が多いです。
便の表面にも血が付いているが、便の中にも血が混じっている場合は、直腸やS状結腸あたりの病変が考えられます。直腸内視鏡検査や大腸内視鏡検査を行えば診断がつきます。
また、便に付着している血液が真っ赤ではなく、黒ずんでいる場合は、さらに上部の大腸あるいは胃・小腸の病変も考えられます。
便の性状は、口から肛門までのすべての腸管の異常を察知するために、非常に重要な情報を与えてくれます。便の色調、内容の性状、臭い、量、など、ある種の疾患では便を見るだけで診断がついてしまうものもあるのです。
肛門疾患は、胃・大腸・肛門だけでなく、肝臓・膵臓などの重要臓器の異常を知らせてくれる大事な疾患です。最近、おかしいなと感じられれば、早めに受診してください。少量の便を持参いただければ診断に大変参考になります。 |